刺繍糸のお話し

配色、色合い、色合わせは刺繍には重要な要素です。
私の場合、沢山色を使うのが好きなので、刺繍台の上に糸の山が出来ますが、中でも白糸の使用量が多いです。
クダに巻いてもすぐになくなります。
無彩色の白ですが、日本刺繍ではなくてはならない色です。

日本刺繍の糸は蚕から取った糸(スガ)が10本とか、12本、16本で1本になっていて、釜糸と言います。
大抵の場合、釜糸の本数を変えて縒り、柄に合った太さの糸を作って刺繍します。
私は刺している途中で縒るのが面倒なので、5本、10本づつまとめて縒ります。
日本刺繡は1度刺して終わることはあまりないので、繍い切ったところはその上に3菅と3菅で縒り合わせた細い糸で上から切押さえをします。(見た目に分からないように)
右下の写真は3菅×3菅を20本縒った画像です。

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